2020年のコロナ禍、ロックダウン期間中に「あまびえ」を知り、同時に花火には厄除けの力があるということを知りました。
4月、5月と、学校も幼稚園もクローズということで、むらさきmusicラボでは、こどもたちの出席、朝会のような「オンライン」活動をして、その中には、「やる事」を提供するための「教材」と図書の貸し出し(市内の図書館がクローズしたため)の目的で、市内のラボの在籍家庭を私が自転車で巡回する「ウーバーまり先生」という試みもしました。
その流れの中で、学校が再開した後に、毎年恒例となっている「夜リトミック」での盆踊りや、花火大会も、もう公共のものはない年になることを見据えて、せっかくならば本物の花火を伝えたいという気持ちから、蔵前の「松木商店」さんに辿り着きました。
花火に関しては、28年間勤め上げた「むらさき幼稚園」では、親戚のおじさんが花火の資格を取得して、二尺玉を近隣の畑から打ち上げていた事もあり、風営法前には、テキ屋さんの屋台もたつほどの「むらさき幼稚園」の花火大会は、近隣の住民にとっても地域の行事でした。
私は、その司会を27回はやったことになります。花火の種類や演出方法などには、ひとかたならぬ関心と知識はあると自負していたのですが、松木商店の教えをうけつつ、購入のサポートをしていただくようになると、購入した花火に直接、番号をマジックで書いていただくという思いやりのある対応をしていただくことに、すっかり安心、信頼をするようになりました。
左上から大ラス、むらさき幼稚園時代から伝統の「ナイアガラ」
箱買い 大アルミ巻ススキ0985 この棒は、楽器づくりでも活躍するするために、欠品になってもあわてないように、箱買いでストックをしています。
中段 左から 吹き出し花火を番号順に
1 噴出金花
2 紅ぶんぶん蜂
3 花花
4 緑ぶんぶん蜂
5 パチパチラムネ
スーパーのセット売りの花火では、「ドラゴン」が吹き出しに入っていて、最強のイメージがありますが、1の金花でもドラゴンの6倍くらいの大きさがあります。火の大きさよりも、持続時間が長いことで、火をみている間に、いろんな会話が生まれたりすることが大切なような気がします。
下段 左から
「ディスコ」2つ 上下にディスコで踊っているような回転花火
「スペースロケット」紐を辿って進む電車型花火の中で、早くて往復するタイプ ロケットなので、戻ってくることが大事な演出なのかもしれませんね。
手持ち花火 中央から右へ
「大サーチライト」かつては、「アトム」「ピストル」など、いろんな種類の紙プリント花火がありましたが、今は、もうこれくらいしか買いたいものがなかったです。幼稚園時代から、何度も買っていたもの。そして、私にとっては、必ず、花火の中で最初にむかえる花火です。火に慣れる準備のための花火です。
中電光
匠
ロング焚昇スパーク
線香花火「甜蜜花」手巻きなので、火薬が多く、ちゃんと火花になって、丸くてぷっくりした火の球が最後におちます。
今回力を入れた「ロング焚昇スパーク」。
持続時間が長くて花火で「字がかけるもの」というリクエストで、これを選んでいただきました。
私は、花火問屋さんにいく時には、昨年購入のリストと予算の紙をプリントして持参していきます。毎年、伺っているので、もうこのリストをみせると、自動的に選んでくださるくらい。演出料金をお支払いしないといけないくらいだと敬服しています。
こんな風に「ディスコ」というダンス文化にまで、説明はおよびました。(笑)
むらさきmusicラボは、2016年に創立で、初年度に2歳だった子たちがまだ継続をしていてくれて、高学年になってきました。コロナ禍以降、世の中のニーズも様変わりをして、ここ最近のラボの新規の会員様は、皆、成人、音楽を仕事とするなどのプロフェッショナルな方むけの研究機関、よろず相談所、みんなの音楽室のような新しい立ち位置として、むらさきmusicラボも緩やかに進化、成長をしていると感じています。
私も、無声映画での演奏活動も継続しつつ、外部での仕事も増えて、保育園は、毎月4つの園を巡回、毎年レギュラーでの公民館での市民大学講座(4週連続)に加えて、空き時間には、趣味も兼ねて、楽器製作に没頭する時間も大切にしています。
「地域のおまつり」「花火大会」も復活したことなので、次年度の在籍の移行などを鑑みて、次年度の実施については要検討でも良いかなと思っているところです。
節目となる年なので、「夜リトミック」の投稿をしてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。