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フライヤー1枚目

むらさきmusicラボでは、手作り楽器の講座を定期的に行っています。
その中でも、「シェケレ」を作ることができる施設ということで、ここのところ地方からもラボを訪ねてくださる方々がいらっしゃいました。

ここ最近の時代の流れで、「買い物」よりも「体験!」そして、「自分だけのオリジナルをつくる」ということに価値観を持つ方が増えていらっしゃるように感じています。

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フライヤー2枚目

住宅展示場の手作りコーナー、フェスの工房体験コーナーにある「手作り楽器づくり」には、笛のパーツをつかったり、市販の楽器キットに彩色やデザインをするだけのものもあるので、シェケレも数時間で仕上がる印象を持っている方もいるので、実際にご来館いただく前にさまざまなやりとりで説明をさせていただき、納得された方が実際に足を運んでくださっています。

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フライヤー3枚目

市販のシェケレは、ひょうたんだと割れやすく流通が難しいのでグラスファイバー製が多く、だいたい3万円〜4万円くらいで大きな楽器の専門店だと店頭にあることもあります。天井近くに吊るされて展示されていることが多いです。

ひょうたんのシェケレが、あまり日本にまで入ってこない理由として、お店の方の話だと、お祭りのパレードなどで団体でシェケレ演奏をする需要があるブラジルでは、規格に沿ったひょうたんは国外に出す余裕がないほど、生産農場で確保をされてしまうそう。

ラボでのひょうたんは、プロミュージシャンの方の場合は、持ち込まれることが多いです。アフリカのガボンで大量に買い付けをされた方もいらっしゃいました。

ネットオークションでひょうたんでできた海外土産のシェケレ(ビーズがところどころ欠損しているような状態)からリメイクする方法もあると思っていますし、修理を前提としたリメイクの相談、サポートもさせていただいています。

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フライヤー4枚目

ライブハウスやホールでのプロパーカッショニストのシェケレパフォーマンスでは、ビートを刻む役割のほか、パーカッショニストセット(コンガ、太鼓、シンバルなどの要塞)から出てフロントのギター、ボーカルと自由に歩き回りながら絡むようなシーンで登場することもありました。かっこいいですね!

また、ソロとして大事なパフォーマンスをする機会に、シェケレたったひとつで挑まれるようなシーンも目撃しました。大きな大きなひょうたんは、それだけで偉大な生命エネルギーを発して迫力満点でした。

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バラフォン(アフリカ木琴)のために穴あけ加工をしたひょうたんたち

ラボのこどもたち、ご家族はここ4年ほど、毎年「シェケレワークショップ」「ひょうたん工作ワークショップ」を経験してきているので、「シェケレ」だけではなく、「カラバッシュ」「ウォーターボール」「ビリンバウ」などを可愛いこどもならではのセンスで作ってくれていましたが、今年はご家族で「バラフォン」(アフリカ木琴)にチャレンジも進行中です。

プロパーカッショニストがステージで演奏するシェケレ、お祭りのパレードでの集団演奏というシチュエーションのほか、仲間うちのバンド活動や、営利目的ではない音楽活動など、ラボにはさまざまなバッググラウンドから「シェケレ」に取り組んでみたい方も集うようになりました。
もちろん、これまでのラボ活動の延長で、ピアノ講師、音楽の先生などクラシック音楽を学んだ方や、美術、総合藝術の分野から「ひょうたん」に興味を持たれた方や、ラボの音楽空間の中で、シェケレをたくさんの自由に手にとって体験できる楽器のひとつとして、興味を持たれた方もでてきました。

レギュラー開催しているラボの休日の家族で音楽を中心に様々な「あそび」の空間を提供している「ホリデー」という枠に、遠方からの参加者も後時間の個別利用に備えて「前のり」参加をなさったりなど、「小さなシェケレのあるアンサンブル」の良さに、今、心を寄せています。

上記のYouTubeのようなグルーヴが、いつか実現できることを夢見つつ。
いろんな顔ぶれでのアンサンブルを楽しんでいるところです。

シェケレは、ひとりでも楽しいけれど、いろんな人を関わることで自由を感じることもできるし、それが自分でこだわった楽器であれば嬉しいなぁ〜と思っているところです。

むらさきmusicラボ は、ひきつづき「ひょうたん」を栽培しつつ、いろんな音との出会いの空間を提供していきたいと思っています。