ラボには、大人の方も楽しく通ってくださっています。

会員になられて、毎月コンスタントに通われている大人生徒さまは、現在5名になりました。

ご活躍中のプロミュージシャン、ライブなどのオーガナイズもされる音楽通の方、ピアノ講師、音楽講師などもいらっしゃれば、音楽愛好家の方もいます。(オンラインも含む)

ラボに来たいと思ってくださる方のご要望をヒアリングすると、まず最初の目的は、「リフレッシュ」なのかなぁ〜と感じています。差し迫った案件のお手伝いもさせていただいていますが、みなさん、ラボにいらっしゃること自体と楽しみにされている様子です。

 

そんななかで、ピアノ講師をされているSさんは、月2回のペースでラボに通われて、1年になりました!音大卒の方に、私が1年分(月2回✖️12=24回分)の音楽のネタを提供できたのも、Sさんの音楽へのリスペクト、どんなことにも「楽しみ」を見つけようとする前向きな姿勢のおかげです。

同じ市内在住で、ピアノ教室を個人で運営されているSさん。雑談を重ねるうちに、ご近所に本当に親しい音楽友ができたと思って、今では、私もレッスンでSさんにお会いできる日を楽しみにしています。

そんなSさんの1年間の軌跡を振り返りつつ、「むらさきmusicラボ」での音楽でのリフレッシュ体験をご紹介していきたいと思います。

学生時代も、様々な民族楽器などに親しんでいたSさん。最初の数ヶ月間は、ラボの楽器棚を端から順番にご紹介しつつ、体験をしていただいていました。

小物楽器の後、「パーカッションセッティング」をご自身でデザインしていただいて、アンサンブルを楽しみました。オリジナルのセットを組み立てるブロックのような作業。プロパーカッショニストのみなさんは、これを毎回、ステージ上で行っているのだから頭が下がります。そんなセッティングの大変さ、苦労を体験してみることで、これからのライブ鑑賞の気持ちも高まりそうですね!

運営されているピアノ教室の生徒さんとのアンサンブル用にいろんな楽器も並行して作っていただいています。
こちらは、「シェケレ」というひょうたんでつくるマラカスのような振る楽器です。
気の向いたときに、少しずつ進めて、わからないところ、迷うところをラボに来る時に持参していただき監修させていただいています。このひょうたんは、ホームセンターで購入したものなので、実費の¥2800を材料費としていただきました。糸は、ラボにあるもの、ビーズは、ご自身で探して選ばれました。

『DTM」(パソコンをつかったデスクトップミュージック)と、シンセサイザーの音色を空気を通さずにオーディオインターフェースを使用する「LINE録音」の両方のメリット、デメリットを感じつつの体験は、ピアノの発表会での演目にゆくゆくは役立てていきたいということで、熱心に取り組まれています。

この他の大人の生徒さんも、個性的で、大変面白く興味深い時間をラボで過ごしてくださっています。お仕事上のセキュリティ、著作権の関係でご紹介できる範囲が限られていますが、そのような分野にまで、「むらさきmusicラボ」「まり先生」が関われることを光栄に思っています。

音楽は、心地の良いものですが、ラボの空間もまた「心地よい」と感じてくださる方が大人、こどもを問わずたくさんいらっしゃるのは、やはりたくさんの楽器の力、生命エネルギーのおかげなのだな〜と感じる日々です。