







【無声映画について】
無声映画:映画の発明から、トーキー出現後の1930年代までの音声のない映画。欧米では、音楽のみの伴奏が発達したが、日本では、説明を行う弁士が人気を博した。
周防正行監督作品 映画「カツベン!」に、私も伴奏をさせていただいた現役活動写真弁士のみなさまが関わられておりました。「活弁」についての説明はこちらをご参照ください。
【祖父は喜劇俳優 岩井正男(古川ロッパ一座) 祖母は満州交響楽団 歌手 手塚久子】
祖母は中央区銀座の紙屋で生まれ育ち、泰明小学校出身。国立音楽大学の創設期に声楽科を卒業し、読売コンクールを経て、満州へ渡ったそう。リトミックを日本に紹介した「小林宗作」先生に直接リトミックの手解きを受けたそうです。祖父のことは、戦後まもなく亡くなったために詳しくはわからないのですが、亡くなる直前まで映画の端役などに出演したということで、私が無声映画に関わることで、祖父の足取りもわかるかもという気持ちもあります。
祖母は1910年生まれ。私の無声映画用の音楽年表には、祖母の年譜と、オペラの怪人、坂本龍馬などこれまで担当した作品の年譜も重ねて記入しています。
祖母、両親ともに国立音大卒業で、音楽一家3代目で期待をかけられながらも、ピアノの練習嫌いだった私。
母の厳しいレッスンに耐えられずとも、絶対音感を持ち、耳コピと記憶力は良かった特性に気づいた祖母が、
「無声映画の時代に生まれたらよかったのに」
慰め癒してくれる時に無声映画について「モダンガール」の視点で語ってくれていました。
【無声映画 よくあるご質問についてまとめました】