最初にしたことは、ノコギリで上をカットしたこと。小さいものは、上をカットしない方が持ちやすかったりもするのですが、こちらはら「カット」をして「シェケレ」らしい風情にしようと思いました。
編むスピードなのですが、私は、だいたい一段を45分で編めるようです。なので、編むときには、一段を編みおえる時間がとれる時に編むので、これは、本来は一週間ほどかけて、時間をみつけて編める時に編むと予定をしていました。ちょうど、今、秋の「無声映画」の音楽制作期間なので、作業の一区切りと「1段を編む」をセットにできる時間を自分のスケジュールに入れていました。ところが、少しそれを急がないといけないことに急変したために、ラボでのレッスンの合間の自宅のスタジオ&アトリエ作業を一時中断、そして、夜寝る前と起床後のメールチェックと、コンサルティング業務を少し緩和させていただけるように、急遽、各方面にお詫びをして、2日間ほど集中してラボにいる時以外と、ラボで生徒を待っている間の時間に、コツコツ編み進めることになりました。時間に余裕のある時には、ちょっと人の手が借りたいときには、こどもたちが帰宅するのを待っていたりするのですが、急ぎなので、足指も使ってどんどんすすめて編んでいきました。
それで、完成したものをパッキング。まずは、ぴったりのダンボールを作ります。今回は、2つのダンボールをつかって、ぴったりサイズにカット、組み合わせて蓋にできるようにしました。ぴったりにしないと、瓢箪どうしがぶつかって割れる可能性があるので、ここはがんばってダンボール箱を自作しました。
梱包の中身は、プチプチ緩衝材や緩衝用の再生紙。シェケレは、首のところが細くて、そこが折れるというよりは、そこから上のスピーカー部が裂ける事故が多いです。割れる、粉々という自体ではなくて、うっすらひび割れる、そんなイメージの破損が多いです。気づきにくいのですが、もう破れてしまうと、商品にならないので、梱包や配送、移動すべてにリスクがともなう楽器です。
大事に大事に包みました。
さらに、隙間をリサイクルポリ袋で埋めます。我が家は、こうゆう時のために、服を購入した時のビニール袋などを捨てずにストックしています。
今回、配送したのは、「お客様」なので、捨てられる素材で梱包をしましたが、普段は、写真のような「編み袋」とプチプチ緩衝材で持ち運んでいます。
いずれにせよ、移動が終了、配送で受け取ったら、すぐにビニールなどを外して、瓢箪を呼吸させてあげてください。そして、編み袋や、その他の安全な方法で、吊るして保管をしてください。
楽器というよりも、瓢箪でできるいるので、より「生き物」に近い感覚で接しています。
送る時の注意事項は、「下積み厳禁」「こわれ物」です。
そして、私は、品物名は、楽器とせずに「精密おもちゃ」としています。
前に「楽器」という表示にすることで、料金が変わったり、保険を勧められたことがあります。このあたりについては、また、いろんな方と情報を交換したいと思っています。
私のつくった「シェケレ」が、素敵な音楽を奏でることを祈っております。