2024年1月9日(火)アンサンブルクラスでの3回目の小学館図鑑NEO音楽を使った親子学習の様子をご報告します。
このような「ターム(単元)」のタイトルをつけているのは、以下のような活用のための整理のためです。
・後日、個別にラボで「図鑑を用いたレクチャー」を受けたい。
・まり先生に出張講座を依頼したい。
・先生として、ご自身の生徒さんに、このようなレクチャーをする相談をしたい。
アンサンブルクラスは平日なのでビジター参加が難しい方や、とびとびに参加をされている方などの質問にお役立てください。
ちなみに、これまでのタームのリンクは、巻末に追記します。
個別のレッスン、ホリデーリトミックなどでタームと、ピアノやボイストレーニングなど主目的のセッションと組み合わせた活動は別に「アクト〇〇(組み合わせた事柄)」とファイル分けして記録してみました。
気になる今後のタームですが、以下のような準備をしています。
T4 チューニングとグラデーション 1/16
Aの音を440とするチューニングが決められる前のこと、今もその他のチューニングがあること。それぞれのメリット、デメリットとそれぞれの理由。様々な調律を知ることで「多様性」と「地域、国ごとの変化のグラデーション」を感じることを組み立てています。
2月は発表会月間のため、図鑑レクチャーは時間の関係でおやすみします。図鑑を持参されての個別のご質問などは、随時対応させていただきますが、該当、関連する楽器を個別に楽器倉庫から出すことは時間的に無理な場合があることをご承知おきください。
T5 サンバ 3/5
毎年、ラボではサンバをアンサンブルしていますが、図鑑との連携でまた面白いことになりそうです。
T6 アース、ウィンド&ファイア 3/19
ソウルの殿堂バンドの名前にも由来となった「エレメント」ですが、ここでは、そのような大切なものを表す数について考察します。「3」「4」「5」「6」それぞれに、大切な意味があります。
夏休み工作予告
ひょうたんを使った自由工作、シェケレづくりなどをする夏休みの工作時間枠にて、今年は、「楽」の漢字のもととなった「楽」という楽器を創作製作をしようと思っています。
T3テーマは、「ロゼッタをさがせ!」
絵本「ウォーリーをさがせ!」の要領で、「ロゼッタ」(薔薇を模したサウンドホール)のある楽器を図鑑をひいて探すという体験を親子で実践しました。
参照として、その後、円形のシンプルな形になりながらも螺鈿(貝)や組み木細工を施している例もご紹介しました。
「サウンドホール fをさがせ!」
「サウンドホール Cをさがせ!」
Cは、ラボのこどもたちの調査では、3つの楽器で発見されました。
みんなで図鑑を広げて宝探しをするような作業は大変楽しいです。
「調べ学習」の基礎を、このような異年齢、親子で体験する例は珍しいのかもしれません。
高学年になって、親御さんはつい「勉強した?」「宿題した?」とタスク管理のための助言のみを投げかけがちですが、親子の距離の近い年齢のうちに、このような「親子でともに学ぶ」体験をしておくと、「ママにも興味を持つ心がある」「ママにも学びたい気持ちがある」というとても大切なメッセージをこどもたちに伝えることができると感じました。
長年、教師をしていますが、頭の良いお子さんのご家庭は、親子で学んだり、親御さんが、仕事上などで、常に情報収集をされているような姿をお子様が垣間見れる環境にあることが多いようです。
学習をするということは、脳、頭の中のファイルを整理整頓するようなイメージを持っています。
まり先生も「ターム」を進めるために、資料画像や、体験用の該当楽器をディスプレイ、試奏用に毎回、環境設定をしています。料理番組を進めていくような手順と準備が必要なのですが、「学ぶ」という作業には、このような「片付け」「収納」「整理整頓」に近い作業が伴うということも、こどもたちの「学び方」のひとつとして知ってもらえたらと思っています。
これまでのタームのリンク
小学館図鑑NEO「音楽」1)告知編
https://wp.me/p7yF5g-1hF
小学館図鑑NEO「音楽」2)保育園篇
https://wp.me/p7yF5g-1ja
小学館図鑑NEO「音楽」3)ラボ ターム1
https://wp.me/p7yF5g-1jc
小学館図鑑NEO「音楽」4)ラボ ターム2
https://wp.me/p7yF5g-1jf
小学館図鑑NEO「音楽」5)ラボ アクトDTM
https://wp.me/p7yF5g-1jh