「新宿東口映画祭」の提携企画として、『第一回カツベン映画祭』が6月4日(金)、東京・新宿武蔵野館で開催される。(オリコンニュースより引用)
6/4(金)に新宿にて朝から夜まで1日「カツベン」の映画祭があり、その朝イチプログラムにて、4作品を伴奏させていただきました。
私の出演させていただいたAプログラムだけではなく、他回プログラムも全回前売りソールドアウト!という「第一回カツベン映画祭」のスタートにふさわし賑やかさとなりました。
イベント終了したばかりなのですが、お借りしたお写真などをご紹介いたします。
(活動写真弁士 山内奈々子弁士のSNSより)
楽屋壁には、出演弁士&楽士の皆さんのサインが飾られました。私のは、ラボでのピアノレッスンでこどもたちの教本に私がよく描いている「うさぎ」のイラストとサインを書かせていただきました。
関西でご活躍中の活動写真弁士 大森くみこ弁士のSNSより 左から東京・マツダ映画社 無声映画観賞会でも共演の多い山城秀之弁士、大森くみこ弁士、わたし)
プログラム終了後、客席にいらした無声映画関係者の方から記録用のお写真を頂戴いたしました。コロナ感染防止のため、出演者全員PCR検査、1,2列まで空席でディスタンスの確保。パーテーションもありますが、楽士はマスク着用で演奏が義務付けられました。これは、大変息苦しかったし、酸素不足で頭がボーっとしながらの演奏は疲労いたしました。仕方のないことですが、楽器によっても必要な酸素と呼吸は異なりますが、演奏スタイルによっても必要な酸素と呼吸は異なると、今回の対コロナ演奏での試行錯誤で多くの気づきがありました。「チャップリンの消防夫」は、燃え盛る建物の上階に閉じ込められたヒロインを主人公チャーリーが必死に救出する長丁場シーンがあり、弁士も大変ですが、楽士にとっても持久走のような体力消耗があります。
皆ワクチン摂取で集団免疫が確保されて後から「あ〜、こんな時代もあったなぁ〜」
と、この写真たちが後から思い出となりますように!
 
 
1)パーテーション越しのマスクで演奏ポジションに座っている様子
2)終映後、次のプログラムのために迅速に撤収をしている私。抱えているのはキーボードです。
3)4)ご来場のお客様との会話でのコミュニケーションは飛沫感染防止のために控えなければならず、もどかしいボディラングエージを出演プログラム時だけではなく、他プログラムを客席で拝見する時にも連発しておりました。
会場の新宿「武蔵野館」は、無声映画の黄金時代に人気活動弁士たちが専属で活動をしていたカツベンの聖地のような場所と見聞きしています。
「第1回 カツベン映画祭」が、第二回以降も繁栄されることを心から望んでおります。
 
6/4(金)9時45分~ プログラムA
月形半平太 弁士:武藤兼治
日の丸太郎 武者修行の巻
大学は出たけれど 弁士:山内菜々子 
チャップリンの消防夫 弁士:山城秀之 
プログラムAの楽士:坂本真理
入場料は、全席指定、1プログラム2000円。販売方法は、5月21日正午より武蔵野館及び武蔵野館チケットサイトにて販売。先行販売30席限定通し券6000円は、マツダ映画社(https://www.matsudafilm.com/)にて取り扱いあり。
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それ以降の無声映画上映出演予定
 
■6月29日(火)
第755回無声映画鑑賞会 江東区古石場文化センター 
『D.W ・グリフィスと映画創成期』
イントレランス/極地探検/大列車強盗 
 
■日程再延期調整中
第751回無声映画鑑賞会
ともだち /お傳地獄/孝子と鬼の面/緑の騎手
 
■9月5日
話芸研究会 蛙の会発表会 北とぴあドームホール