絵の具と絵の具を混ぜて色をつくる

水を混ぜる量によって濃度がかわり、紙の上に濃淡をつけて描く

 

園や学校の授業では、「母の日だからお母さんの絵」「運動会の思い出の絵」と、課題が決まっていて、保護者参観日に掲示という発表も決まっています。そして、使用できる画用紙は1枚だけ。

ラボでは、「おもいのまま自由に」「画用紙や画材に制限を設けない」活動を心がけています。それは、「お終い」を自分で見分ける練習をするためと思っています。

幼稚園園長時代に、とても素晴らしい絵が描けているのに、制限時間をぴったり使わないといけないと思って、だらだらと時間つぶしを兼ねて色を重ねていって、結果的に絵はなんだかわからないものになり、作品掲示のコメントを添えようと作者に問うてもわからなくなってしまったという経験があります。

ひとりひとり違う個性の絵を描かせるのなら、それぞれかかる時間も、それに至る紙の数も違うのだと、経験から感じているのです。

絵の具を紙に描く活動の後に、残った絵の具に水をまぜて色水を作りました。

ラボでの経験が豊かなママのひとりが、自らその色水をこどもたちの素足の脚元にスーと出来立ての色水を流しました。

その冷たい感触に、大喜びのこどもたち。

そんな感覚を共有できるママとこどもたちが、本当に大好きです。

良い日でした。