「新年度から、自分の受け持つクラスの中でリトミックを取り入れた保育をする」という目標のもと、

具体的な活動、そのまま弾けるようになるリトミックのピアノの演奏方法について、

28年間、幼稚園の現場(うち21年間は園長として)でリトミックの指導をしていた「まり先生」の技を伝授致しております。

こどもと縁のない人、音楽に対してざっくりしている人にとっては、

「こどもにリトミックを教える」ことについて、保育のナカの人、保育の現場に出張で来る先生、リトミックの専門のお教室、ピアノ教室の中の指導の導入としてのリトミック、幼児教室などで、ピアノのない環境の中で行うリトミック。

全部、同じに思えるかもしれません。

が、

全部、違うと私は、思っております。

特に、保育のナカの人がやるリトミックは、園生活の中で行われるものなので、最もこどもたちにとって、浸透度が高いと思っています。そして、園生活の中でのこと、教える対象のこどもたちの人間関係の中で行うリトミックは、本当に素敵なものです。

でも、リトミックを学ぶこと、音楽を学ぶこと、保育の資格、それぞれ会得環境がバラバラなため、この分野については、今まで一緒に語りあえる人がいなくて寂しかったのです。(私は、国立音大でリトミックを専攻、中高音楽免許取得、卒業後、幼稚園で専任で働きながら、通信で幼稚園免許2種、1種を取得しました)

どんなに素晴らしいリトミックの先生でも、保育生活の中の「あるある」は、共感できないと思うのです。通いでリトミックを教えにくる先生のために、どんなにクラス担任が、前日の帰りの会や当日の朝の会で盛り上げてくださるか、は、現場をよく知っている先生でないと伝わらないと思っています。

リトミックの先生をしていてこんなことを言うのも何ですが、ホントにこどもたちのことを思えば、自分たちをよく知っているクラスの先生が、リトミックをしてくれることが、一番、緊張も負担もないことと思います。

「あ、今日は、雨でお散歩が中止だね。じゃ、お遊戯室でみんなでリトミックしようか?」

これができたら最高ですよね。

園生活の中で、大根を掘ったら、それを模したリトミック活動につなげる。

そんなことができるのが、保育現場のリトミックなんだと思います。

私は、かつて園長時代に、本業と並行して、「youtube」で、ブラジルのタンバリン「パンデイロ」の「ウェブレッスン」を同じbutanomaririnチャンネルでyoutuberをしていました。残念ながら、言い出しっぺのパンデイロ小澤師匠は、亡くなってしまったのですが、だからといって「リトミック ウェブレッスン」は、荷が重いのでやらないつもりだったのですが、この「保育の根差したリトミック」であったら、これは、私の最も自信を持って表現できる場所かもしれ号ないな、と思っているので、

少しづつ、レッスンの内容を「パンデイロウェブレッスン」に習って、お伝えしていこうと思います。

⭐️カンファレンス(プレレッスン) レッスンを希望される方のニーズをとことんお聞きしました。今回の場合、新年度の新しいクラス編成での担任活動の中で、1年間のカリキュラムを立てました。これは、保育現場は、「指導計画」「月案」「週案」「日案」「学年会議」などの書物が多い世界なので、「書いたもので、他の保育者に知らせ協力を仰ぐ」ということは、とても重要です。そして、レッスンを継続をして行うためには、「先の見通し」があるものの方がありがたいと、私自身は、いろんなワークショップを受講した経験思っています。

同時に、「どんな道具を使うか?」ということで、私の手作りのリトミック手具を紹介しました。市販されている保育用品に手を加えたり、ホースなどの日用品を工夫したもや、一般的なリトミックの用品です。

⭐️1回目 基本のリズムでの歩行を体験してもらいました。リトミック指導のピアノは、即興演奏が主な上、絶えずこどもの動きを見計らいつつ、そして、次の活動に移るための声がけのタイミングもあります。そんなセオリーのポイントをお伝えした上で、「自分なりのリズムの時価のステップ用のピアノを考えてくる」という宿題を出して終了。

⭐️2回目 宿題のピアノを聞かせていただき、次に私のパターンを弾いて、比較しました。ステップを始める前の「プレパラシオン」(前奏)が、難しいということで、音楽理論(楽典)の和音の役割(1の和音、5の和音など)と、「導音」のレクチャー。導音がコツなのです。

手具の紹介 マーチスティック、ホースフープ、カラーボード

リトミックの部分指導案の構成について(保育の中でのリトミックならば、その中の『主な活動』については、10個程度の引き出しをストックできれば、1年間は何とかなる!と励ましました。私も頑張って、間に合うように教えたいと思っています。

部分指導案の構成については、「リトミック音楽教室バージョン」と、「保育の中の部分指導のリトミック」では、大きく異なるので、いつか別項目で、比較して記録したいと思っています。簡単に言うと、音楽教室では、保育の中での「視診」「自由あそび」「朝の会」の要素を瞬間でも良いから、入れようと私は、今、試行錯誤中です。でも、保育の中では、その部分は、たっぷりと時間をかけて担任が行っているので、リトミックに来たこどもたちは、フルチューンナップ状態なのです。

「耳を澄ます活動」

「ソルフェージュ」

「リズム運動(動物の模倣)」

「主な活動 その日のメインテーマ 手具や楽器を使った活動」

「動的造型、コレオグラフィ、リトミック的なダンス⇨発散、身体の解放」

「お楽しみショータイム」(マニアックな手遊び、絵本の弾き歌い読み、パネルシアターなど、他の人が真似できないこと)

2回目にして、 リトミックを保育の中で教える自分が、ぐんと、近づいてきた感覚が出てきたようです。

〜成人向けにリトミックを教えてくれる機関は、たくさんあります。将来、リトミック講師を目指す方、教室に就職を望む方は、コンスタントに通って、実力をつけていかれると良いと思います。私も知らないくらい、「リトミック」や、「なんとかリトミック」という名前がたくさんあります。

むらさきmusicラボで、リトミックをやってみたい方むけのレッスンは、隙間産業だと思っています。

私に習っても、「むらさきmusicラボ認定資格」は、発行するつもりはないし、NPO法人になるつもりもありません。私と一緒にリトミックをした人は、みんな、私の友人だと思っています。仲間です。のれん分けという感覚もありません。

だから、

保育者の方で、「リトミックを保育に活かしてみたい」という事柄には、「認定資格」は、そんなに重要じゃないと思っています。やってみたら、わかるし、なんとなく掴めるけれど、そのコツを一緒にやってみませんか?くらいです。

同じように、ピアノの先生がレッスンに活かすリトミックを紹介してください、とか。

プロパーカッショニストなど、すでに、ピアノ以外でも、何か人に伝えられる音楽の術をお持ちのかたで、こどもたちをグループで指導する手順や言葉がけを知りたいので、コンサルティングしてください。

みたいなお誘いを、ラボでは、お待ちしております。

1時間半くらいのレッスンで、保育士さんだったら¥3000〜。(月に2回ほどの継続レッスンの場合)

プロミュージシャンの方で、コンサルティングを含む場合は、時間制減を設けずに¥5000と思っています。

土日祝日を問わず、時間が調整できる時に、予約をしてください。

入会金、年会費はありません。

まずは、メールmurasakimusiclabo@gmail.comに、返信用のアドレスを明記の上、ご相談ください。

カレンダーに、予約可能日を表記しています。ご都合が合わない場合、空欄日もお問い合わせください。

おまけ

パンデイロウェブレッスンと、まり先生のyoutubeチャンネル