ご当地での人気の木造建築ホール キングスウェルホール

にて、「アンサンブル」企画に応募をされた大人、お子様の登壇者の皆様のピアノ演奏の彩りとして、パーカッション楽器を選び、アレンジ、リダクションを施した民族打楽器とアクセサリー楽器(小物)の演奏をさせていただきました。

 

長い実績のあるピティナステップのシステム、ピアノコンクールのワンコーナーとして、声楽や様々なクラシック楽器とこれまでもアンサンブルの企画をされていたとお聞きしています。

ご存知のように、私が所蔵している打楽器たちは、ブラジルやアフリカにルーツを持つ「民族打楽器」といわれるジャンルのものたちなので、ピアノの楽曲とのアンサンブル楽曲、既存の楽譜はほぼ存在していないのでは?と思い、様々なすり合わせの中で、私のこれまでの経験で演奏をしてきた楽曲、できそうな楽曲をあらかじめ候補曲として挙げさせていただきました。

それをご理解いただいた上だと思うのですが、蓋をあけると「候補曲」以外の曲も演奏演目にあがってきていて、その中には「パーカッションとピアノだと楽しくなりそうだなぁ〜。映えそうだなぁ〜」というものもあれば、「パーカッションはドラムと異なり、ビートを刻む目的の楽曲だとキツイなぁ」「弾き語りくらいのエネルギーの曲に音数を増やして良いのなかなぁ〜」など、いろいろ悩みながら、アレンジを作業をしていきました。

ラボのレッスン、コンテンツとしても「アレンジという作業について」「アレンジの仕方」などは、「楽曲分析」とともに需要のあるものなので、これまでもたびたび手がけてきたのですが、楽譜がまずある、それに忠実なコード進行、構成、テンポを伝える「デモ音源」が存在しない!という経験は、今回が初めてだったので、それぞれのピアノの先生がご用意してくださった楽譜をもとに、DTMで音源を自分で起こしました。

なかには、生徒さんや、登壇者ご自身が、練習過程の状態の動画を送ってくださった方もいらっしゃったのですが、BPMが安定していない練習過程の音源なので、申し訳ないけれど、参考程度とさせていただいて、楽器の選抜に関してや、アレンジは、DTM内で考えることにしました。

ピアノは基本的にその場ごとにチューニングをすることなく、また自身で楽器を運ぶこともなく、椅子を調節するくらいで、蓋をあければ弾ける弾ける楽器と言えると思います。

楽器を選ぶ、運ぶ、組み立てる、セッティングする、音源をつくる、アレンジをする、楽器を決める、パッキングする〜

私のまわりには、古楽器、民族楽器に関わる演奏家が多いので、湿気や温度、温度変化にも敏感です。

ミュージシャン同士、お互いに助け合いながら、それぞれの楽器搬入時はもちろん、「次は何が必要かな?」と観察と配慮をすることから、「アンサンブル」と言えると思っています。

登壇者の方々にとって、もしかしたら私の民族打楽器たちは、とても手間のかかるものたちに見えたと思います。カラオケに置いてあるプラスチックの楽器に適当に当てるように、それぞれのピアノ曲をちょっと元気にしてもらえれば良いと軽く考えていた方もいたかもしれません。

私も長く音楽の教育に携わっていますし、ピアノの指導においては、現在も継続中の現役のピアノの先生でもあります。

ラボの大人向けのレッスンでは、音大卒の女性の方が最も多く、ピアノの先生方にむけての発信は今後も大切にしたいと考えて、登壇者の方にむけて、または、このような活動に興味を持たれている方にむけて、noteにも、段階的にいくつかの投稿をして、テキストとさせていただきました。

こちらにも、リンクを添えたいと思っています。

ピティナ甲斐ステップアンサンブル   パーカッション vol.1

自己紹介と、手順の紹介について

ピティナ甲斐ステップアンサンブル   パーカッション vol.2  YouTube音源篇

DTM音源 PC上のパーカッションアレンジ  バース、コーラスなどの構成図

ピティナ甲斐ステップアンサンブル   パーカッション vol.3 楽器決めました!

それぞれの楽曲に選ばれた楽器の紹介

ピティナ甲斐ステップアンサンブル   パーカッション vol.4 パーカッション体験コーナー

本番1週間前のリハーサル 登壇者の方には、ご自身の伴奏に使う打楽器の体験。他の登壇者の方の見学時にも、楽器についての知識をお楽しみいただけるトーク。休憩時には、場面ごとに異なる楽器体験コーナーも複数回設けました。

 

=あとがき=

むらさきmusicラボは、「ラボ」という冠どおり、「研究機関」として、私とは師弟関係であるとともに、一緒に研究する仲間という意識で、地方から新幹線で定期的に通われている方、ご家族で1時間以上かけて月2回をキープされている方など、「ラボにくること」に重厚な意義を持ってくださっている方がたくさんいらっしゃることに深く感謝をしています。

今回は、わたし自身が実際に特急の予約を取り、在来線に乗り換えて遠方の現場にリハ、本番と2回伺うという経験をさせていただくことで、改めて、遠方からのラボのご利用の方々に深く頭を下げたい思いがこみあげました。

 

ラボでは、演奏だけではなく、お辞儀の意味や、リハーサルの役割、演奏時の表情管理など、こども、大人を問わずに「ミュージシャンズルール」について理解に達するまで説明をするようにしています。これまで、対処法的に、「こんな時はこうゆう意図を持って、このような対応をしたい」と漠然と反射行動をしていたことに気づかせていただく機会を頂戴したとも感じているので、還暦を前に、ラボでの後継者育成として、言語化していけたらと思いました。また、確認のため、それらをAIに問うてみると…。見事なほどに、そういった分野には、まだ対応していないことにも気づけました。

すでにラボに来られている経験者の方には、少しずつ同様の質問をさせていただいています。いろんなミュージシャンの智慧を集結させて、またひとつの「ラボの虎の巻」が形作られる予感がしています。

 

多くを学ばせていただきました!

関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。