さくらんぼ採りウィークの土曜日午前中。

月1で、グループ貸切できてくださるグループの3回目のレッスンでした。初回は、「リトミックの導入」として、幼稚園時代のおゆうぎ会のコスチュームも使用してのダンス体験やリズム遊び。

2回目は、お子様たちが、3歳で入園の年齢だったので、親御さんたちに、「3歳に獲得しておきたいこと」として、絵の具体験をしました。

ラボは、リトミックを中心に教えていますが、「リベラルアーツ(芸術)」を目標としています。音楽の表現を高めるためには、豊かな感性を育まなければいけないのですが、せっかく3歳なのだから、今のうちに、使ってみないと、死んでしまう(大げさにいえば)細胞というか、感じる力があって、使わないと、感じない大人になってしまうのでは?ということが、私には、よくありました。

幼稚園で働いていましたが、「こどもらしいこども」というのは、自然にそうなるのではなくて、3歳をピークに、だんだんそのこどもらしさは、失われていくものであり、汚れることや、後始末を考えずに、表現、芸術に没頭できるのは、本当に限られた期間です。2回目は、親御さんにも、そんな時期があったことを一緒に覚えていていただきたくて、そんなテーマにしました。

週に2、3回、会っている会員の子と違って、月1の貸切の子たちは、次に会うときには、もう一ヶ月後のお兄さん、お姉さんになってしまうので、何をテーマに選ぶのかは、悩ましいです。

幸いなことに、テーマの選択は、私に任せてくださるとのことで、

3回目は、「太鼓であそぼう」にしました。

(もうひとつ、小学生の貸切月1さんグループは、1回目は、家族で、「ゲーム」、2回目は、「木工作」でした。)

太鼓に慣れる活動のあと、

丸くして、「ドラムサークル」をつくります。

太鼓の名前、上の白いヘッドのものは、チンパウ(ブラジル)サンバヘギというブラジル北東部の音楽でよくつかわれるプラスチックヘッドの楽器です。ブラジルといえば、サンバが有名ですが、サンバには、また、いろんな種類があるので、別途とりあげたいとおもいます。ちなみに、ラボには、サンバのフルセットがあり、昨年は、オリンピックイヤーだったので、中学校にサンバ楽器を貸し出していました。まり先生は、今年も4年連続で、浅草サンバカーニバルに出場予定です。

次は、ブガラブー(ギニア)ジェンベのように、いろんな音はでませんが、コンガのように、いろんな音を並べて複数で使う楽器です。

赤い紐のがジェンベで、これは「コートジボアール製」のものを、私の師匠が、私の筋力にあわせて、貼り直してくれたものです。形見でもあるので、普段はしまっています。ごめんなさい。

ちいさいのは、インドネシア製のジェンベ。最近は、これも、優秀になっていて、アフリカ製品のまがい物と言えなくなってきているそうです。

黄色い椅子のとなり、ゴブレット型のは、ダラブッカ。トルコ製で、叩き方も違うのですが、ちょうど、こどもの高さなので、私はいつも、ドラムサークルでも使用しています。

大きな白いのは、私のジェンベ仲間には、「餃子ちゃん」と呼ばれているまだ若い楽器です。マリ製品。

その次と、次もブガラブー。音は、もちろん違います。

最後に毛が生えているのが、「ドゥンドゥン」これは、両面太鼓です。(ギニア)3つの太鼓のアンサンブルに使う低音担当のものです。

うしろに写っている背の高いのは、「ダンボール・ヂ・クレオール」(ボリビア)を模して、ブラジルの楽器メーカーが作ったもの。フォルクローレ用ですが、ラボでは、こどもたちが馬のりになって、ボリビアのこどものお祭りを真似して、活動につかっています。

さて、音をたしかめたら、

ドラムを自分のまわりに並べて、セットの体験です。

プロのドラマーや、パーカッショニストが、自分の手の届くところに、いろんな楽器を置くような体験をしてみました。

これは、あくまでも、ゲートウェイ。

本当は、ひとりひとりじっくりと、自分でカスタマイズしていきたい気持ちが、だんだんと大きくなるはずです。

今、3歳の体験者の皆さん方が、小学3年生くらいになって、夏休みに、自由研究として、

「自分で考えた太鼓のお城、基地をつくる」

という未来にむけて、種をまいたと、おもっています。

 

そして、他曜日の会員の子たちも体験した「さくらんぼ採り」を、していただきたかったのですが、あいにくの雨でしたので、テラスで模擬体験をしました。

その前には、ラボのおもちゃで遊ぶ時間も設けました。

大人の皆さんにとって、ラボでの設定時間の中に、おもちゃで遊ぶ時間があって、もったいないと思われるかもしれませんが、こどもにとっては、たとえわずかでも、「リセット」をする時間は必要です。安全に、タクシーやバスで帰るために、感情を落ち着かせてから、ラボを後にしてほしいという気持ちもあります。

 

実は、この日は、このご予約のあと、わたしも私用(息子の高校の保護者会)で、皆さんと一緒にバスに乗らせていただいたのですが、久々に、園長先生が、引率をしているような気分になりました。