現役さんの保育士さんが、保育に役立つピアノと、クラスですぐ使えるリトミックを習いに、月2ペースで、継続してきてくれて、9ケ月、続いています。

正規の保育職員は、子持ちのパート保育士さんが、急にお休みをされたりすると、土日休みのシフトが急に変更になることもあるので、他の大手の教室だと、当日キャンセルは100%チャージがかかるところ、私は、臨機応変に対応をしています。少しでも、長く、続けてもらいたいからです。

もっともっと、日本中の保育に関わる先生方に、音楽の喜びを伝えてもらいたいという気持ちもあります。先生方、ご自身が、音楽に自信を持てば、きっと、こどもたちも誇らしいと思うのです。

先日のレッスンも、いろんな気づきがあり、記録したいと思いました。

まずは、ピアノレッスン。

保育士資格取得以来、ピアノのレッスンにブランクがあったので、指鳴らしには、「ハノン」ではなく、「ラジリテ」を使っていました。

スケール練習としては、曲の魅力があり、弾きごたえがあるので、ハノンよりくじけづらい!あと、ペダリングの練習には、もってこいです。

保育で、日常でピアノを使っている先生方でも、ペダルの使い方が、自己流になっている場合が、すごく多いと思います。こども時代に、エレクトーンだったり、電子ピアノしか経験のない人は特に、ペダルは、一度、ちゃんと、習った方が早いと思います。ラボのグランドピアノは、ヤマハのG7。倍音がはっきりと出るので、すぐに理解できると思います。

「ラジリテ」の1、2番をしつこく反復したので、次の「練習曲」は、「英国国家 女王陛下万歳」にしました。これは、国家というよりは、模範的なコラールなので、はわせるような指タッチの練習になります。同時に、和声学のさわりも、勉強できます。

レッスンのたびに、コード進行や、和音構成の約束ごとなど、楽典にもふれています。音楽には、意外と決まりごとが多いので、知らないと、いざ、緊急で譜面を書くような時に、困りますよね。

保育の中で、例えば、劇をミュージカル仕立てにする時など、楽譜がかけると、他の先生方にも伝わるし、自分でも忘れないので、便利です。

自由曲は、生徒さん希望により、「星野源」の「恋」です。

この曲で、「シンコペーション」というリズムについてのレクチャーをしました。

理屈を聞いたからといって、すぐ弾けるほど、簡単ではないのですが、今は、目標は、片手をマスターして、私と連弾。ゆくゆくは、ピアニカで、メロディーが吹けるようになると、アンサンブルの楽しさがわかると思います。

園児たちに、合奏をやらせるのに、

ご自分では、アンサンブルの経験がない保育者、けっこう盲点かもしれません。自分で経験すると、アンサンブルは、人の音を聴くことが、とても大事とわかります。やっぱり、自分で経験するのが一番です!

そんなピアノレッスンをじっくり30分後、こんどは、実践、リトミックレッスンの後半時間です。

そのレポートは、また、つづきますね。