月1貸切グループの5回目のレポートです。

年少のお子様たち3名をメインに、それぞれの下のお子様や、保護者の方々が、いろんな形で付き添われています。

メインのお子様たちは、もうすっかり、

「まり先生のリトミックにいくこと」ということが、毎月のお楽しみの中で確立されているようで、

「今日は、何をするのかなぁ?」

という期待にあふれています。

前回が、約1月前で、「時の記念日」で、大きな円を半分こ、4分の一という概念をとりあげたので、それを応用して、メイン活動に、ダンボールの太鼓をつくることにしました。

その前に、基本的なソルフェージュ。幼児の場合は、「読み書き」ではなくて、体をつかって、「聴いていますよ。理解していますよ」のサインをもらっているつもりで、私も次の音の課題を出していきます。

参加者のお子様たちの目もキラキラしていて、音がわかる!というサインをくれていたので、月に1回でも、継続することは、力なんだなぁ〜、と嬉しくなりました。

続いては、身体のコントロール。ちょっと前までは、

「音がストップするのは、わかっているけれど、あえてやらない」ということを試したいという気持ちも少し見えた瞬間もありましたが、今は、それよりも、「ちゃんとできていること」を私に認めてほしい気持ちが感じ取れて、とても嬉しかったです。

楽器を自由に鳴らす合奏時間。前々回に、リクエストでいただいた曲を、私が知らなくて、youtubeでみて覚えたのですが、前回お休みで、かなえられなかった曲を、リベンジで、3ケ月ごしてで、演奏できました。

毎回、幼児らしい素朴な童謡をリクエストしてくれる子が、今回も、私の期待を裏切らない可愛い童謡をリクエストしてくれました。今は、情報があふれている時代なので、童謡もご家庭や園の努力がないと、キャッチーな、テレビアニメや商品に関係したもの以外は、記憶に残りにくいと思います。

童謡には、ちょうど年齢にあった「気持ち」を育てるのに、大切な部分があるので、「わらべうた」とともに、「その子」だけではなく、「その子の子」、「その子の孫」の代まで伝わることを意識して、教えていきたいと思っています。

リズムの活動の最後は、ラボのオリジナル楽器「硬質ダンボールブロック」。シンバルのように、両手で叩きながら、小気味の良いカキンという音を、楽しみつつ、

「いろんなリズム」を体験します。

本日の目的は、「ドラム」ですが、いきなり「ドラム」だと、「どんなリズムを叩く?」まで脳が処理できないので、こうして、メインの「ハード」面の前に「ソフト」面の学習をしました。

 

いよいよ、「ダンボールドラム」の作成です。

ポイントは、2つ。

材料に、「硬質ダンボール」と、普通の宅配で使用する「リサイクルダンボール」の二つの性質を利用すること。

ダンボールを打面(ヘッド)に貼る時に、ドラムチューニングと同じ順番(対角線)で、貼ることです。

ラボの道具や、いろんな配色のリボンを使って、カスタマイズ。

ラボでは、「手を動かす」ことも、大切な育ちのひとつと考えています。

手を動かすことは、考えること。

考えながら、作ることをたくさん経験している子は、絶対に賢く育ちます。

これだけは、長年、幼稚園の園長をしていた実体験で、皆さんに熱くお伝えしたいと思っていることです。

脱線した話になりますが、日本のこどもたちは、幼児期から、お手本どおり、先生のいうとおり、プライベートでは、力の強いリーダーの子の言うとおりに学生生活を送ってきて、社会人になると、いきなり、

「オリジナルの企画を!」

と、言われるケースがあって、今まで、自分の力で考えたり、作ったりする経験のない子は、困ってしまうそうです。困るだけなら、良いのですが、なかには、「コピーペースト」で、他人の著作物や、文献から、流用することに、罪悪感なく、自分のレポートを済ませてしまう例もあるそうです。

教え子たちからの話を集めてみると、クリエイティブな発想は、幼稚園時代のリトミックや、私主導の作品展などにむけた大掛かりなお手本のない工作の力が大きかったそうです。

音楽をつくること、演奏することは、人とのアンサンブルが大事ですが、そのアンサンブルも、個性がないとなりたちません。個性とは、自分で考える力なので、それを育てる幼児期には、ぜひ、いろんな手を使う体験をして欲しいのです。

最近は、どんなものにも「キット」があり、予定されたものを組み合わせること、プラモデル化しています。

ラボでの「ものづくり」には、本当の意味での「お手本」しかありません。お手本は、本来は、「ここからアレンジして、オリジナリティ」を出しましょう!というものです。でも、多くの保育現場では、「公平になるように」ということで、「装飾用のリボンは、ひとり2色まで」というように、ある程度の制限がかかっています。

同じ保育料金の中での、保育ではできなかったことを、

今、「ラボ」では、自由にやらせていただいています。

そんなわけで、とても個性的な、「ダンボールドラム」が、完成しました。

 

 

レギュラーの「親子クラス」「ジュニアクラス」合同の「土曜日クラス」でも、同様のアクティビティを行いました。

個人レッスン「リズムクリエイション」でも、ひとつのご家庭で、下のおこさまが見学なさっていたので、実施をしました。